21世紀の水環境

水の星・地球で使える水がない!?

地球にある水は、およそ14億km3(キロ立方メートル)と言われています。そのうち、約97.5%が海水で、淡水はわずか2.5%。しかも淡水のほとんどは南極地域・北極地域の氷や氷河として存在していて、地下水・河川・湖沼の水として存在するのは、約0.8%。
しかも、そのうちのほとんどは地下水であり、河川や湖沼の水だけを取り上げてみると、わずか約0.01%。つまり1/1万分の約14万km3に過ぎません。
水の星・地球で、水は貴重な資源なのです。

21世紀は「水の世紀」。

20世紀は、石油をめぐって経済的戦争が繰り返された100年でした。元世界銀行の副総裁イスマイル・セラゲルディン氏は、"現在の状況が続くと、21世紀は水をめぐる紛争の世紀になってしまう"と警告しています。
それは、いまなお水不足を原因とする貧困、不衛生状態、病気などに悩む地域がある一方で、生活レベルの向上による生活用水の増大、飼料用穀物のための潅漑用水の増大など"水の浪費"が挙げられるからです。
20世紀が「石油の世紀」であったとすれば、21世紀は「水の世紀」だと言えます。

近年、急激に増えた水の使用量。

人類の歴史は水の歴史と言っても過言ではありません。チグリス・ユーフラテス、ナイル、インダス、黄河の流域に誕生した四大文明が、河川の水を活用して農耕を発達させ、都市国家や王朝を築いていったのは周知の通りです。
人類の水の使用量は、人口の増加、生活水準の向上、農耕の発達などにより増えていきましたが、年間使用量1,000km3(キロ立方メートル)に達するのに数千年かかりました。しかし、2,000km3(キロ立方メートル)に達するのに30年とかからず、3,000km3(キロ立方メートル)に達するのに20年とかかっていません。
特に近年、世界の水使用量は急速に増加しており、1950年から1995年までの45年間で2.6倍になったと推定されています。この45年間を目的別に見てみると、農業用水はほぼ一定ですが、工業用水は1.8倍、生活用水は3.0倍と著しい伸びを示しています。

世界で11億人が安全な水を使えない。

WHO(世界保健機構)とユニセフ(国連児童基金)の調査によると、世界で11億人もの人が安全な水が利用できない状態に置かれています(※2000年現在)。命と健康を守るために、水道施設の整備を切望する人々が11億人もいるのです。
水道が普及し、水道の水がそのまま飲める日本は、世界でも数少ない国のひとつです。

日本では降った雨の約13.5%を利用している。

1年間に地球上に降る雨の総量は約57万7千km3(キロ立方メートル)。陸地に降る雨の総量は約11万7千km3。そのうち、日本に降る雨は650km3で、そのうち約35%は蒸発し、残りの420km3が利用可能な水の量で、実際に使われているのは、約87.7km3。
雨の多い日本。でも、利用しているのは、降った雨のうち、約13.5%です。

人が1日に必要とする水の量は?

人が1日に必要とする飲用水は平均2リットルと言われています。生活用水は、1998年の日本全国平均で330リットル。そのうち家庭内で消費されるのが250リットルで、残りはホテルやデパートなどで消費されています。
家庭内では風呂・洗濯・炊事・トイレなどが主な用途であり、いずれも洗浄用の水として使われています。

安全なはずの地下水も汚染されている。

本来、地下水は、土壌や地盤などの浄化作用により、清浄な状態に保たれています。ですから、そのまま、あるいは塩素処理をするだけで、飲むことが可能です。
しかし、最近、トリクロロエチレンなどの化学物質、残留農薬、畜産廃棄物などにより、地下水が汚染されている所もでてきました。
また、水道水源の約7割を占める地表水(河川・湖沼など)についても、湖沼の富栄養化といった問題に加え、クリプトスポリジウムなどの病原性微生物や環境ホルモン(内分泌撹乱化学物質)の出現、廃棄物の不適正処理による問題など、新たな課題に直面しています。

本町化学は最先端の化学技術により、あらゆる場面の最適な水のあり方を追求します。

「水の世紀」と呼ばれる21世紀において、水は貴重な資源です。世界には、水のもたらす恩恵にあずかれない人たちもたくさんいます。その貴重な水が、いま、汚染の危機にひんしています。
大切な水を安全に安心して利用できることは、健康な生活を送るための基本的条件であり、文化的な社会を営むための第一歩と言えます。
本町化学工業株式会社は、飲用、食用、浴用、そして工業用水や下水など、水にかかわるさまざまな場面において最適な水のあり方を実現するための商品を提供し、多様化する水のニーズにお応えいたします。