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NaClO〈次亜塩素酸ソーダ〉

近年、大流行のノロウイルスへの対策にも有効!

ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒が流行しています。その感染予防としては、エタノールや逆性石鹸ではあまり効果が期待できず、次亜塩素酸ソーダの有効性が注目されています。使用方法としては、調理器具等は洗剤などで十分に洗浄した後、次亜塩素酸ソーダで消毒することが大切です。
万一感染者がでた場合、ノロウィルスは感染力が強いので、ドアノブ、カーテン、リネン類、日用品などの消毒も必要となります。ただし、次亜塩素酸ソーダは金属腐食性がありますので、消毒後は充分に薬剤を拭き取ってください。

PRTR法への対策

一定の条件に合致する事業者が、特定化学物質を下水などで排出する場合、自主的な管理を義務づける法律がPRTR法です。しかし次亜塩酸ソーダの場合、この対象となっていませんので、安心してご使用いただけます。

ゴマと次亜塩素酸ソーダの関係

次亜塩素酸ソーダは、かつてサクランボ、フキ、ブドウ、モモの漂白に限られて使われていましたが、お菓子用の柑橘類の果皮、生食用の野菜類や卵(卵殻部分)の殺菌にも使えるようなりました。しかしゴマには使用してはならないとされています。その理由は黒ゴマを漂白し、より高価な白ゴマとして販売されることのないようにするためということだそうです。

痛みを軽減する歯科治療にも次亜塩素酸ソーダが活躍

歯の根の治療の際、消毒などに使われている次亜塩素酸ソーダ。最近では、虫歯を溶かす治療法にも使われています。その薬剤は「カリソルブ」。ドリルによる切削がない、もしくは最小限に抑えられることから、痛みを軽減化できることから注目を集めているそうです。

活性炭

活性炭はひとつじゃない

活性炭(Activated carbon)の原料は、ヤシ殻、木材、竹などの木質系と石炭系があります。またその原料や製法によって粉末状、粒状、破砕状、繊維状、ハニカム状など多彩な形状を持ち、使用目的によって大きさなども異なっています。

活性炭の孔はナノサイズ

活性炭の特長である無数の小さな孔。その大きさは分子レベルといわれ、なんとナノレベル。1ナノとは10億分の1メートルです。ちょっと想像がつきにくいのですが、髪の毛の太さの約10万分の1、赤血球の1000分の1という超微細な単位のサイズとなっています。この小さな孔に臭いの原因となる分子を吸着することから脱臭などに効果を発揮するのです。

暮らしに広がる、活性炭パワー

活性炭というと冷蔵庫の脱臭剤でお馴染という方も多いと思いますが、他にも浄水器や空気清浄器・エアコンのフィルターなどに使われたり、タバコの喫味の向上のためのフィルター、日本酒の脱色精製で使われるケースもあります。近年では、活性炭の消臭効果に注目し、活性炭を練り込んだシーツやベッドパッド、介護用肌着なども登場。電子及びバイオ技術まで活性炭は幅広く応用されています。

自動車にも活性炭?

自動車に活性炭といえば、室内の消臭剤?と言うのが一般的ですが、実はキャニスターに使われています。キャニスターとは、燃料タンクとエンジンの間に搭載され、大気汚染の原因となるガソリン蒸気の排出を防止する装置のこと。燃料タンクやキャブレターから放散されるガソリン蒸気をきれいにして、大気汚染を防いでいます。

ガソリンスタンドの安全にも注目を集める活性炭

自動車と同じように、ガソリンスタンドでも自動車への給油時に放散されるガソリン蒸気が問題になっています。単に大気汚染というだけでなく、ガソリン蒸気に引火して起こる火災の予防にも期待が高まっています。放出するガソリン蒸気の規制が厳しい米国で、活性炭素を使ったキャニスターの開発が先行いていて、日本でも注目されています。

環境浄化にも活性炭が活躍

ごみ焼却炉から排出されるガスの中には、不完全燃焼によるダイオキシン類の有害物質がふくまれています。そこでこれらの有害物質を除去する方法にも活性炭は使われています。また産業廃棄物処理施設の浸出水の処理、土壌の改良のため土中ガスを除去する目的でも使われるなど、環境問題にも活性炭は役立っています。

ハイパー活性炭も登場

活性炭自体、臭いや不純物を分子レベルで吸着する働きがありますが、さらにその吸着した分子を分解してさらに効果を高めるために開発されたのが生物活性炭です。主に水の浄化の過程で使われ、活性炭層に増殖した微生物が活性炭に付着した有機物を分解することで、活性炭の働きが復活し、吸着能力を長続きさせることができます。